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らき☆すた。


かがみとこなた。小ネタ的な。

+ + + + + + + + + +

こなたの昼食は今日もチョココロネだった。
別に、今更それを気に留める人間はいない。「あんたいつもそれよね」なんてかがみも言い飽きるくらい言っているし、こなたの答えも「好きなんだからいいじゃん」と決まりきっている。そんなやりとりを聞いているつかさとみゆきも同様だ。
だから今、こなたの向かいに座っているかがみの気を引いたのはそのチョココロネではなく、その中に入っているチョコクリーム、もっと言えば、こなたの頬についているそれだった。
こなたは全く気付いていないようで、そんな様子を見ていると見た目も相まって本当に高校生とは思えない。可愛らしいというか、微笑ましいというか。
「こなた、ほっぺにクリームついてる」
会話の切れ目を見つけて、かがみが自分の頬を指しながらこなたに言った。
「え、ホント?」
こなたは手の甲で頬をぬぐう。しかしぬぐったのは、目的のとは逆の頬で、もちろん取れるわけがない。
「もう、逆よ。こっち」
かがみは身を乗り出して、こなたの頬に指で触れた。あ、とこなたが小さく声を上げる。
「まったく、子供じゃないんだから」
かがみは指についたクリームを、なんとはなしに舐めた。当然だが、チョコレートの味がする。
指をくわえたまま、やけにこなたが静かだなとかがみは思った。この程度のことで「お礼の一つでも言ったらどうだ」なんて言うつもりは無いけれど、それにしても何も反応がないのは不自然だと思い、こなたに視線を向けてみる。
すると、何故か真っ赤な顔をしたこなたがそこにいた。
「かがみ……いまの」
「へ?」
こなたの視線は、伏し目がちにかがみの指先に注がれていた。初めはきょとんとした表情を浮かべていたかがみだが、やがてこなたの言わんとしていることに気付いた。
同時に、かがみの顔も面白いくらい赤く染まる。
「な、ななななにそんなことで赤くなってるのよ!」
「だ、だって……」
「ついよつい! だいたい、前にあんた『女同士でそういうことしても』とかなんとか言ってたじゃない!」
「それは見る場合の話で……私がされるのとは違うよ。しかも相手がかがみだし」
「し、しかもってなによ」
「それは、その……かがみは特別っていうか……」
こなたは赤い顔で俯いたまま、時折上目遣いでかがみを見る。そんな行動に、そんなセリフが重なって、かがみはまさに胸を撃ち抜かれたような感覚に陥った。


ヤバイ。こいつかわいすぎる。


「……こなた。今日放課後あんたの家行ってもいい?」
「え? あ、うん。いいけど……」
唐突なかがみの申し出に、当然のようにこなたは戸惑いながらも、しかし断る理由がないので、赤い顔のまま了承した。かがみの目が怪しく光っていることには気付かずに。


「あ、じゃあ私も……」
その場にいたことを忘れかけられていたつかさが、「お姉ちゃんが行くなら」と手を挙げようとした。が。それはかがみの強烈な「空気読め」という視線で遮られた。
「……今日は遠慮しておこうかな」
双子の姉にそんな視線を向けられたかわいそうなつかさは、涙目で挙げかけた手を下ろした。
「あの、つかささん、私の家ならいつでも……」
「うん、ありがとうゆきちゃん……」
同じく空気と化していたみゆきと、そんなつかさがお互いに支えあっている横で。
こなたは相変わらず赤い顔でコロネをほおばり、かがみは放課後に思いを馳せてトリップしかけていた。


混沌とした昼食の時間は過ぎていく。果たして放課後に何が起こるのか、それは誰にもわからない。

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